押し花絵
            小川 壽美枝 (Sumie Ogawa)
            現代手工芸作家協会 理事
            
            押花と出会う以前、芸術書道学院に通い書道の師範取得、また、賞状技法士取得。 しかし書は黒と白の世界。色のある事をと思っていたところ、27年前 押花に出会う。
            「色の変らないふしぎな押花」のふしぎなに魅せられ、「何故?」と受講、インストラクター取得。 ネイチャーアート、レカンフラワー、アートプリントのインストラクター取得。
            『花フレンド』サークルを主宰し、サークル展、個展を開催。老人ホームのボランティアで押花を楽しんでいただき、15年以上。国内公募展、三国展:イギリス・オーストリア・イタリア展にも出展、現代手工芸作家協会正会員として現在に至る。
            
            
            
          
          
          
            
<種目説明>
            押花の歴史は古く、モナコのグレースケリー王妃もされていた。海外にも多くの押花作家がいらっしゃる。 日本では湿気が多く変色してしまうので、ふしぎな花倶楽部
            初代会長の杉野俊幸先生によって、植物の色が変る前に自然の色を 残せる技術『押花乾燥マット』が発明されたことにより、速乾で乾燥させた美しい自然の色を保った押花ができ、それを保管して
            作品を作ることができるようになった。
            
          
              
          
          
            
<製作工程>
            1.植物採集→草花がいちばん美しい時、雨風にさらされる前に採集する (サクラなどの花びらのうすいものは、風でも傷がつくため、気をつかう)
            
            2.押花乾燥マットですぐ乾燥 
               → 植物により、水分のぬけにくいものは下処理が必要
               → 完全に乾燥したものを保存袋で保存
            
            3.植物を台紙にのせ、色・形等で、遠近・ボリューム・立体感を作る
               → 平らな押花なので、考慮しながら作画を仕上げる
                (のり止めがないので、動くことに気をつかう)           
              ☆ 草花の色が変らないよう、通常植物にはのり付しない
                 → 時に小花には使用することもある
            
            4.アルミホイルに作画した台紙をのせ、乾燥剤・脱酸素剤を下に入れ、アルミホイルのまわりにレジンをのせ、 ガラスをのせて密着し、空気を抜き真空にし、額装に仕上げる
            
            
          
          
          
            <小川 壽美枝 作品>
            
            
        
        
            
「旅立ちの風景」
              
     
            
        
        
            
「渓 谷」
              
     
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
        
        
            
「大 地」
              
             
            
          
            
            
            
            
          
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
            
        
        
            
「鷹とシャクヤク」